シビアでも

STAP細胞のニュースが大きな話題になってますね。

小保方氏が会見で泣き明かした夜もあったと言っていました。

この間「動的平衡」のことを記事にしましたが、あれから福岡伸一氏の著書2冊を読みました。著者は大学院を修了しポスドクとしてアメリカへ行ったので大学院在学中に留学して行った小保方氏とは違うのかもしれないけど、福岡氏の著書を読むとアメリカの大学にある研究室とは非常にシビアな世界で「貸しビルとテナント」の関係、グラント(国の研究予算、民間の財団や寄付)を確保出来ず資金に事欠けば、たちまち退去しなければならないのだそうです。

ポスドクは研究者がグラントで雇い入れる”傭兵”、鵜匠と鵜の関係、ニューヨークやボストンのような都会に住んでいると家賃で収入の半分が飛んでしまうような賃金だとか。それでも研究に邁進出来るのは、自分がいつかボスになる日を夢見ているから。

そんなことを知って会見を見ると彼女の泣き明かしたという言葉も深く感じられるな~と思ったのでした。

 

著書には日本の大学の場合だと幸運にも助手になれても実際は暗く隠微なたこつぼ以外の何物でもない。前近代的な階層が温存され教授以外は全て使用人。あらゆる雑役とハラスメントに耐えきった者だけがたこつぼの一番奥に重ねられた座布団に座ることが出来る…だって。

アメリカは教授、助教授、講師などの職階はあっても独立した研究者であり純粋に研究キャリアの差だそうな。

シビアかもしれないけど私も著者同様、アメリカを選ぶだろうなぁ…

シビアでも” に対して2件のコメントがあります。

  1. Y.Mac より:

    読まれましたか。
    日本の研究環境も国公立大学が法人化してから少しずつ変わってきたようですが、理工系に関してはまだまだアメリカでしょうね。
    「世界は分けてもわからない」もおもしろいですよ。
    食品添加物の安全性確認法やその限界などがわかりやすく解説されていたり(講義の要約のようですが)、いかにもアメリカらしい、いろいろな意味で凄まじい研究者たちの実話などで読ませる内容になっています。

    1. NAOJI より:

      大卒じゃないので大学のことはあまりよくわからないのですが…日本の企業も大学も出る杭は打たれるというところは同じなのかなと思いました。

      「世界は分けてもわからない」も面白そうですね。残念ながら図書館にはなくKindle化もされていなかったのでリクエストしてみました。この人の本はアマゾンの書評では賛否が分かれている方だと思いますが(評価が低い人は同業者かな?)私みたいな素人にも面白く読ませてくれるところは文才なのでしょうね。

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