2023神戸遠征1

東京マラソンという都市型マラソン開催以降、各地で同様なマラソン大会が始まった頃、いくつかの第1回大会に参加していたんだけど、その中の1つ、12年前に走ったのが第1回の神戸マラソンでした。

神戸3日目(神戸マラソン)

当時40代だった私も12年経ってアラカンになってしまいました(^^;

2015年に2000m障害で半月板を損傷し、もうフルマラソンを”走る”ことは出来ないと思っています。最後に走ったフルマラソンは2014年10月の別海町パイロットマラソンだったみたい。

そんな私が9年ぶりにフルマラソンにエントリーしました。しかし走り切れるわけはないので35キロ競歩に出た流れで+7キロだから6時間45分あれば競歩でもゴール出来るかと考えました。

ゴール予想タイム5時間45分でエントリーしたら最後から2番目のLブロックからのスタートとなりました。

途中の関門は区間によってペースのばらつきがあります。(第1関門の区間ペースは第2ウェーブのスタートロスが10分あった場合として計算されています)

神戸マラソン公式サイトより)

これを見ると一番危ないのが第4関門17.6キロ2時間32分だと思いました。(11時57分-9時25分)÷17.6=8分38秒なので1キロ8分38秒以内で歩かないとなりません。ここをクリア出来ればだんだん関門が緩くなっていくので大丈夫かなと思いました。


前日神戸空港に到着した時はこれが六甲おろしか?と思うような強風で北海道より寒くて明日こんな天気だったらゴール出来ないかもと弱気になりました。

大会当日は晴れましたがスタート前は寒かったです。

スタート前のセレモニーは12年前もグッと来たけど、今回も来るものがありました。

12年前は参加者が1万人程度でしたが今は2万人でウェーブスタート。第1ウェーブ(9時)の15分後に第2ウェーブがスタートします。

コースも12年前と変わっていてスタートの向きが逆だったような?

スタートロスはちょうど10分ぐらい。17.6キロの関門が気になります。三宮中心部を通って5キロ過ぎぐらいまでは道が広く下りが多いので混雑のストレスも無く歩くことが出来ました。

途中珍しく競歩って感じでもないけどウォーキングっぽい年配の女性を抜かしました(あの人ゴール出来たかな?)

何度か小さいアップダウンがあったけど、前半で元気だったので向かい風だけど登りもガシガシ進めました。

気になっていた17.6キロ関門は10分程度の余裕を持って通過、ここでゴール出来ると確信。

12年前は明石海峡大橋の下の舞子公園が折返しだったけど今はそこから更に1キロ先で折り返します。

スタミナ的にはまだ大丈夫だったけど、だんだん脚に疲労が溜まって来たのか、登りはまだしっかり行けるけど急な下りで競歩では歩けなくなって来ました。

25キロ前後で両脛の外側に痙攣の兆候が出て来ました。完全に攣ってしまったらストップしてしまうのでストライドを狭くして支持脚に乗ってる時間を短くするとかして凌ぎました。治まったり再発したりを繰り返しました。練習時も35キロ競歩の時も痙攣は無かったので何でなのかと思いました。(寒冷地と違って舗装の仕様が違い硬いのが影響したかも?)

そして遂に来た、神戸大橋(40キロ地点)手前の約3キロの登り、37キロ過ぎて長い登りは本当に辛かったです。周囲のランナーの大半は歩いていました。ポートタワーを見て気を紛らわせ何とか競歩のフォームは維持していたけど、この区間はキロ9分23秒かかっていました。ボランティアの方達が応援してくれたけど応える余裕は無く申し訳なかったです。

神戸大橋を越えればポートアイランド、フラットなコースです。

神戸学院の前で学生さんのサークルなのか、ゴスペルの合唱隊がOh Happy Dayを歌っていて、すごく元気が出て思わず拍手しながらラストスパート。

ゴール手前最後の直線、ポートピア大通沿道はたくさんの応援があり、泣きそうになったけどグッとこらえてゲストの有森さんにハイタッチしてもらいました。

結果はこんな感じ。スタートロスを除いたタイムで6時間切りに少し及ばなかったです。平均接地時間が普段(240ms前後)よりすごく短いのが謎??

久しぶりにもらった完走メダルのデザインが素敵で良い記念になりました。

フルマラソンって地味な競歩と違って沿道の応援があるから楽しいですね。特に関西の応援は面白い人が多いし。後半は辛かったけど久しぶりに出てみてそう感じました。

トップ選手の出る全日本の大会も2月の六甲アイランドの大会以外は地方なんです。(今年初めて大阪中之島でパリオリンピック実施種目男女混合リレーが開催されますが)

東京オリンピックの競歩(札幌の中心部で開催)に出場した選手もインタビューで「応援が多いとこんなに違うのかと思った」というようなことを言っていたのを思い出しました。

再来年になると思うけど、またフルマラソンに出たいなと感じました。

いつもの旅行記につづく

2023神戸遠征1” に対して6件のコメントがあります。

  1. wakasa より:

    完走おめでとうございます
    内容を拝見して波乱にとんだドラマを感じました。
    応援する側にとっては一瞬で通過してしまうのであっけないけど、される側にとっては随分と力になるんですね。Oh happy day!を歌ってくれた学生さんも素晴らしいです。
    ゴールされてから有森さんとのハイタッチが有って、マラソンへの再挑戦の気力が湧きでた様ですね。お疲れ様でした(*^_^*)

    1. NAOJI より:

      そうなんですよ、辛い時もあり、それが応援とかで元気が出たりとか山あり谷ありです。
      距離が長いと一筋縄では行かないのがマラソンですね(^^;
      応援があると全然違いますよ。記事に書いたオリンピック選手のコメントで一般人もトップ選手も同じなんだな~と思いました。地元には長時間交通規制があり迷惑かけてるのでランナー以外の人も沿道で楽しんでる人が多いと嬉しいです。

  2. ゆきたびとん より:

    神戸マラソン完走おめでとうございます。
    9年ぶりで見事ゴール、感慨もひとしおですね。
    走られたルートの見知った情景で、関西人らしい楽しい応援のお話、マラソンとは縁のない私も楽しい気分となりました!

    1. NAOJI より:

      コメントありがとうございます。
      確かに普通にマラソンを走っていた頃とは違う感慨がありました。
      関西はやっぱり楽しいです。以前YANCOさんが大阪マラソンに出た時、私は10キロの抽選に落選して沿道で応援していたんだけど仮装ランナーが多くて、その時も楽しかったです。

  3. より:

    完走おめでとうございます!
    神戸大橋の上り坂での学生さんたちの応援、
    折り返し間際で明石大橋が見えた時は
    ちょっと感動したことを思い出しながら読みました
    競歩で完歩、すばらしいです
    有森さんはやっぱりゴール地点で待っていてくれたんですね
    私も5時間以上かかってゴールして有森さんが待っていてくれて
    うれしくて涙が出そうになったこと、忘れられません
    折り返し前のコースが、狭くてピチピチだったのが
    あまり良い印象ではなくて、NAOJIさん大丈夫かなと
    実は心配していましたが、心配ご無用でした
    メダルも恰好良くていいなぁ
    私の時はイマイチ(イマサン?)だったので羨ましいです
    旅行記も楽しみにしています
    自分はすっかりブログ書いていないのに、
    ちゃっかりNAOJIさんのブログを楽しみにしています
    まずは、お疲れさまでした

    1. NAOJI より:

      コメントありがとうございます。
      私も初めて走った時は明石海峡大橋がすごいな~と思いました。
      香さんが走った時も有森さんハイタッチしてくれたんですね。毎年ゲストなんでしょうかね?

      一部狭い所はありましたが6時間のランナーって少ないのかも?4~5時間台が一番多そう。ただ歩きスマホするランナーがたまにいるのにはビックリでした。危ないからやめて欲しいです。6時間台というゾーンにいたのが初めてだったので、こんなに歩いている人が多いんだ~と、それもビックリでした。

      メダル、もう一度ゲットしに行ったらいかがでしょうか?(^_-)-☆
      でも何か行きたい大会がたくさんあって、お金も時間も限られるから違う大会にも行きたいですよね。11月だと福岡も岡山も走ってみたいです。あとは四国の大会に行きたいです。

      ブログって記事書くのに時間かかるから大変ですよね。旅行記になると写真の整理や編集に時間がかかります。この間の朝焼けの写真みたいなのだったら簡単なんだけど。週2ペースで気長に投稿します(^^ゞ

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