タネは誰のもの
昨日はこの映画を見て来ました。
種子法廃止とか種苗法改定ってご存じですか?
私はあまり知らなくて、この問題をFBで取り上げていた、この映画のプロデューサー、元農林水産大臣の山田正彦氏の投稿で知ったのですが詳しくはわかりません。
自分の理解では登録された品種は、農家が自家採種したり増殖したり出来なくなる。ということだそうです。登録品種を栽培したければ毎年、種や苗をメーカーから買わなければならない、しかもそのメーカーの農薬と肥料とセットで。
あとは古くから在来種として受け継がれて来た品種が無くなってしまう危機だそうです。
農業試験場、農家、育種家、それぞれを山田氏が訪ねて現場の声を聞いたり、農林水産省の説明会(で良いのか不明?)の様子を撮影したドキュメンタリーです。
ネット上では、山田氏の活動はデマとかいう記事もありますが、私は詳しくは知らなくても過去に「モンサントの不自然な食べ物」他いくつか記事を書いてます。
海外でもこの問題が取り上げられているし、日本でも地方自治体が、何とかこの問題から生産者を守りたいと条例を制定する動きがあるそうです。だからデマではないと思います。慣行農業でF1種を栽培している農家にとってはもしかしたら毎年購入している物が安くなったりして良いことかもしれませんが、自然農法や有機農法で栽培している農家にとっては死活問題になるのではないかと思います。
上映終了後に山田氏のトークがありました。「まずはこの問題について知ること、そして我々でも出来ることをすることだ」と話していました。
シアターキノの「フライデーシネマ」と言って1日限りの上映会だったので満席でした。この問題に関心を持っている人が多いのでしょうか。
公式サイトでこのドキュメンタリーをオンラインで1回1000円で見ることが出来るそうです。65分のドキュメンタリーなので多くの方に見て欲しいと思いました。