モンサントの不自然な食べもの 見てきた

公式サイト

9月14日の日記に書いたモンサントの不自然な食べもの、昨日かでる2・7で開催された上映会で観て来ました。野菜ソムリエコミュニティ札幌という組織の自主上映会だったのでしょうか、最初は自分達で50人ぐらい集まれば良いなと思って上映することにしたのですが、予想外に反響が大きかったそうです。

見ていくに従って怒りが込み上げてくる内容でした。

最初はフランス人の農家が除草剤ラウンドアップ(日本でも売ってるから聞いたことがある人も多いでしょう)から実際には生分解性が無いのに、そういう表示をしていて、表示が削除されたことを皮肉る会話から始まり、

次にはアメリカにあるモンサントのPCBを製造する工場周辺の住人が健康被害を受けていて、訴訟になっている様子。周辺の用水路のPCBが残留した廃液が流れているにもかかわらず、それを知らされていなかった。そんな所から引っ越せば良いのにと思うけど、大半が多分貧しい黒人のようでした。

モンサントの種から育てた遺伝子組み換え大豆を自家採種して使用していると疑われ(突然勝手に人の畑に入ったりして調べに来るらしい)、訴訟になり、裁判に疲れてやむを得ず和解に応じた農家。もうモンサントの種は使っていないが、同様な農家とは助け合っているけど他の農家とは付き合わなくなったと。

アメリカにはFDA(アメリカ食品医薬局)という政府機関があるそうですが、そこにもモンサントの関係者が送り込まれていて(回転ドアと呼んでいた)モンサントに対して不都合な研究結果を発表した研究者は解雇されたり陥れられたりしたそうです。そして自社で検証した研究結果は自分達に都合の良い、ずさんな内容なのです。

それからメキシコでは遺伝子組み換えトウモロコシと在来種が自然交配してしまって在来種が危機に瀕していること。インド、パラグアイでは遺伝子組み換え作物の綿や大豆のせいで小規模農家の経営が立ち行かなくなっている実情。またその遺伝子組み換え大豆はヨーロッパに輸出され家畜の飼料になっているそうです。そしてこんな悪質な会社に世界の食料が支配される危機。

他には牛成長ホルモンも怖いものです。詳細はこの記事が参考になるかと思います。映画でも同じようなことを言っていました。

遺伝子組み換え食品の安全性についてはまだ検証がなされていないという話をよく聞きますが、映画の中でイギリス政府がお墨付きを出すために依頼した研究者の実験で異常が見つかったと言っている人もいました(そのことを発表したら解雇された)だいたい虫が食べないような作物を食べて安全なはずが無いと思います。そして人間らしい暮らしを破壊していく恐ろしいことです。

しかし、モンサントに無関係な物だけを食べて生活するのが難しいらしいぐらい世界が支配されているらしい。ネットを検索すると米も危なくなってきているようです。でも、このような映画をもっと多くの人が見て、知識をつけて何とかしていかないとならないと感じました。

オマケ

ネットで検索したら、モンサント日本法人の映画に対する見解という記事があったのでリンクしておきます。

映画「モンサントの不自然な食べもの」への見解

モンサントの不自然な食べもの 見てきた” に対して4件のコメントがあります。

  1. ふれっぷ より:

    こわいですね。GM(遺伝子組み換え)は、日本に1700万トン、国内米生産量800万トンの2倍以上入ってきているとの朝日の記事(先週の「Be」)を読んだばかりです。

    1. NAOJI より:

      ツイッターの書込読んでリンク先に行こうとしたら有料じゃないと続きは読めないとなっていました(´・ω・`)

      なるべく得体のしれない物は食べないようにする以外に影響を少なくする対策は無いかもですね。

      1. ふれっぷ より:

        無料登録できますよ。一日に三本だけですが有料記事を読むことができます。私も無料登録会員です。(^_^;)

        1. NAOJI より:

          登録して読んでみました。
          やっぱり何使っているかわからない、作り手のわからない物だと気にしていても食べているんでしょうね。

          それにしても有料のデジタル会員って高いよね。1000円ぐらいだったら宅配の新聞やめてデジタルにするんだけどなぁ。コストなんか大幅に減るはずなのに販売店維持のためなんでしょうね。

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