アルトラ・エスカランテ&アディゼロSL2インプレ
今シーズン、競歩のロード種目用にアルトラのエスカランテ4とアディゼロSL2を購入しました。
2か月ぐらい使ってみてのインプレを残しておきます。
アルトラのシューズは北海道では手に入りにくいので履いている人を見かけることは少ないですが道外に遠征に行くと時々履いている人を見かけます。
メーカーサイトによればエスカランテはランとウォーク両方に適した靴になっていました。それとフラットソールなので競歩に使えるのではと考えました。
履いてみると足指が詰まることのない爪先の形状のせいか、歩いている時に小指側の接地感を感じられやすい靴でした。履いていて窮屈な感じはないけど緩くもない良い感触でした。
ちなみに下の靴は普段履いているビルケンシュトックの靴ですがエスカランテとつま先の形状が似てます。こういう形状だと外反母趾にもなりにくのではないかと思います。

初めて2時間歩いた後に気づいたのは競歩では硬くなることがない太腿前面の筋肉がカチカチになったことです。今までの靴では使わない所を使う靴だと思いました。でもペースは今まで履いていたアディゼロJAPAN8よりキロ10秒ぐらい遅いと感じました。
それとナチュラル系のシューズなのでヒールカップが無い所がどうなのかな…脚を鍛えるのには良い靴だと思います。大きなモデルチェンジが無ければトレーニング用として今後も履き続けたい靴です。
ちなみに先日の大会で20キロに出ていた一般の女子選手が、はっきり確認出来なかったけどアルトラのエスカランテっぽい靴を履いていました。
上記からレース用のシューズはアディゼロにしようとスポーツ店で見たらアディゼロJAPAN8→9になったらソールの形状が競歩に使えそうにないな、と選んだのがアディゼロSL2です。
決め手は安定性が良さそうなソール形状でした。またアディゼロJAPANよりベロにクッションが入っているのも自分の好みでした。
しかしロングで初めて履いたら爪先の形状のせいか左足指の爪がいくつか死んでしまいました(元々競歩で爪が死にやすいが…) 😥
それとアディゼロJAPAN8と比べると反発力があるので、着地の時に踏み込む意識を持たないと、元々ベントニーになりやすい私には、それを誘発してしまう感じがしました。でもエスカランテから比べると脚の疲労が少なかったように思います。
35キロ競歩の時に序盤で2つパドルが上がったので、その辺を意識したら余計な力を使ったのかベントニーになりやすい左足の薬指の爪がかなりひどくダメになっちゃいました 😥
ちなみに世界陸上の時にアディダスのシューズで多かったのはタクミセン10でした。今は11になってて、それだとJAPAN9同様競歩に履ける感じがしませんが、どうでしょうか?
以上の結果から来シーズンはトレーニングはエスカランテで脚を鍛え、レースは靴の性能の力を借りることにして選びたいと思います。気に入っていてもモデルチェンジで履けなくなることが多いのが悩みです。

