競歩講習会と江戸川競歩大会に出場しました

昨日は陸歩クラブの講習会と、その後に開催の江戸川競歩大会に参加しました。

講習会はクラブ員以外でも参加出来るので以前から行ってみたいな~と思っていたのですが、講習のためだけに東京へ行けるほどの経済的余裕が無いので参加出来なかったのですが成田へのLCCの就航で、会場が千葉県との境であることもあり、今回初めて参加しました。ちなみに飛行機代とホテル代合わせて1万5千円ほどでした。

会場は寅さんで有名な葛飾柴又の江戸川の河川敷で講習、競歩大会は堤防上のサイクリングロードで500mの往復コースです。私の普段の練習環境、輪厚川往復コースとよく似ています。この日は朝から好天に恵まれ、その分気温が0度ぐらいまで冷え込み、北海道に住んでいる私でもホテルを出た時はかなり寒かったです。それに江戸川の堤防は高いので風の影響もかなりありました。でも快晴だったのでお昼ごろには私には小春日和のように感じる気持ちの良い天気でした。

クラス別に分かれての講習になりますが、私はある程度の経験者のマスターズグループ。指導していただいたのは2003年世界陸上20キロ競歩代表になった方でした。覚えておきたいポイントは3つ。

  • 身体の軸を作る
  • 踵でしっかり地面を押す
  • 腕振りのポイント

人によって表現が違うだけで、今まで師匠のNさんに言われていたことと同じだなと思いながら聞いていました。しかし、そこは指導の機会が多い方なので、指摘するだけでは無く、それを上手く直していく方法などを教えてもらえる所が良かったです。記憶なので間違っている点があるかもしれないけど書いておきます。

身体の軸が出来ておらず、左右の脚に体重が移動した時に頭まで一緒に動いて軸がブレると(私のブレは多分これでしょう)集団で歩いている時に審判に目をつけられやすくなるのだそうです。軸をしっかり作る方法は爪先立ちをした状態でお腹を薄くするような感じで腹筋を意識し、更に真上に爪先立ちする、そのままのイメージで歩き出す。やってみると爪先立ちすること自体、私は安定して出来ないのでした(^_^;)

踵でしっかり地面を押すというポイントでは爪先を立てて着地した後、すぐに地面に足を置いてしまわないで角度を維持したまま、半円が転がるように抜けると膝が甘くならない。それからストライドを広げるとつっかい棒になってブレーキがかかると思うかもしれないが、腰がちゃんと乗り込んで前に移動すればブレーキはかからない。私的にはこれがつかめなかった点だったかな。

腕振りのポイントでは、やはり肩が回るクセを指摘されてしまいました。気をつけているつもりでも、クセを直すのは難しいですね。腕を抱え込まない、角度は90度ぐらいで、後ろに引くことを意識すれば自然と反対側の骨盤が前に出る。こぶしとこぶしの間の距離を大きく取るように腕をふる。

自分で覚えていたのはこんなところです。講師の方がやってみせると、簡単にすごい速さで歩けるように見えるんですが、自分でやろうと思ってもなかなか出来ないのですよね。

1時間ほどの講習が終わった後、江戸川競歩大会です。種目は3キロ、5キロ、10キロがありますが、私は3キロにしました。休養期間中であり、雪道を速くてせいぜいキロ7分半ぐらいでしか歩いていないせいか、アップで踵歩きして脛を痛くしておいたのに、スタートして、いくらも経たないうちに脛と膝の上の辺りの筋肉に乳酸が溜まった感じできつかったです。19分切れるかなと思ったけど昨年のシーズンベストより1分ちょっと遅い19分7秒でした。でも、昨年シーズンインのタイムは18分35なので、この時期にこのタイムなら結構良いんじゃないかなと思いました。10キロには日本代表を目指すようなレベルの選手も出場していて、間近で歩きを見られたりして面白かったです。

終わってからは、受付会場の葛飾区社会体育会館へ戻って、自分のフォームを少しだけど動画で見ることが出来ました。隣の席にたまたま、全国選手権や北上などで知り合った”M70の鉄人”Y澤さんが座っていて、ご挨拶。終わった後にタンパク質と言ってチーズを食べているところはさすが鉄人だなと思って観察していました。名刺を交換して養命水という養命酒を作る時に使っている水をいただきました。

1人で行っていたら勝手のわからない点も多かったと思うのですが、コロままさんのおかげで戸惑うことも無く、陸歩クラブ方のご配慮もあり、飛行機の時間に間に合うように記録証も発行していただいて大変お世話になりました。他にも会場で新たな知り合いも増え、都合がついたらいずれまた参加させていただきたいな~と思いました。本当は3月も行こうかなと思っていたのですが春は車関係の出費があるし、5月の洞爺湖マラソンの練習もあるので、秋の20キロ競歩前になる、9月辺りに行けたらな~と考えています。

ところで、ここ最近、どこかでフルマラソンに区切りをつけて20キロ競歩を目標に専念したい気持ちも高まってきてます。やっぱり競歩は面白いです。私はいくらマラソンで頑張っても、せいぜい3時間半切れるかもしれないのが関の山、国際マラソンには出られないと思います。だけど20キロ競歩なら、ダントツびりでも何でも実業団選手の出るような高畠に出場は可能だし完歩も夢ではない…どこで区切りをつけるかはまだわかりませんが多分ここ2,3年の間に決断するつもりです。

今回は大会の写真はありませんが葛飾柴又の写真がいくつかあるのでアップしてみます。柴又駅から帝釈天へ向かう参道は、土産物店が軒を並べていて、帰りは観光客がたくさんいました。煎餅のお店が目立ったので煎餅好きのYANCOさんのおみやげに煎餅買って帰ったけど、煎餅も糖質なので私はご褒美に3枚ぐらい食べた程度。昔は何にも気にせず何枚もバリバリ食べてたけどね。なんか草団子も食べたかったな~(笑)

競歩講習会と江戸川競歩大会に出場しました” に対して0件のコメントがあります。

  1. ゆめパパ より:

    おっお!!ついに20k競歩転向宣言ですね。頑張ってください。陰ながら応援いたしますよ。
    思い切って今年から完全転向などどうですか?早ければ早いほどいいかもしれませんよ。
    それと歩きに専念したほうが膝の調子もよくなるかもしれませんよ。使う筋肉、関節が違う分
    歩きのみにしたほうが何かと体調の調整しやすくなるとおもいます。さぁ!!思い切って
    どっぽりと競歩の世界に飛び込みましょう!!
    私も今年から完歩を目指さず記録を狙っていきます。とりあえずは20k、2時間切りです。
    お互い頑張りましょうね。

    1. NAOJI より:

      何か嬉しそうですね~(笑)
      そう、老化するから本当はなるべく早い方が良いというのはわかっているんですが…
      おそらく今年フルマラソン3時間半切れるか切れないかで変わって来ると思います。切れたら来年の別大で区切りと思ってますが、切れなかったらまだ続けるかも。まあフルマラソンは出なくなりますがハーフ以下は今後も続けるつもりです。

      男性は20キロ2時間切れたら高畠完歩出来るんですよね?私も2時間10分以内目指して頑張ります。そのためにも5月の洞爺湖マラソンで3時間半切って秋は20キロ競歩の練習に専念したいです。

  2. Y.Mac より:

    有意義な一日を過ごされたようですね。
    私しも参加したかったな・・・人から指摘されないと分からないことって多いですからね。
    次の3月の講習が待ち遠しいです。

    私も競歩は20kmが基本!だと年甲斐もなく(私はM55です)思っているので、目標はゆめパパさんと同じく大胆?に2時間切りです。これは陸協の一部公式競技に出られる限界でもありますね。
    私には3kmくらいだと苦しいだけで終わってしまうので楽しくありません。
    切磋琢磨いたしましょう!

    1. NAOJI より:

      競歩はフォームを見てもらわないとなかなか上達しないですよね。3月楽しみですね。講習会に出席してみて雰囲気がわかったら4月からクラブに入っても良いかもです。記事に書いた鉄人Y澤さんみたいな方が活躍しているとM55なら2時間切り目指せるでしょうね。距離は長い方が確かに面白いです。自分の場合は3000mWだと苦しくてもすぐに終わっちゃうので、これはこれで好きなんですが一番苦手なのは5000mWですかね。こちらも修行と思って頑張ります。

      1. Y.Mac より:

        Y澤さんはお話したことはないですがよく存じ上げています。
        同じ千葉県人として声援を送っています。今後は国際大会にも挑戦されるようですね。

        5000は苦手ですか? 私はいつもキロ6分くらいで歩いているんですが、3000を過ぎたあたりから急に呼吸が楽になるので、むしろ5000から10000くらいがいちばん気持ちよく歩けるんです。
        燃焼状態が変わるんでしょうか? スタート時点から楽に歩けたらなあといつも思って工夫しているんですが、なかなかうまくゆきません。
        そのあたりも先輩諸氏に指導願えればと考えています。

        1. NAOJI より:

          キロ6分で5000歩けるんですね。羨ましいです。講習受けたら、もっと速くなりそうですね(^.^)
          私は腕振りのリズムが乱れるので競歩の時は最初の1周しかラップ確認しないのですがだいたい2分15前後なんです。しかし、タイムからして、その後だんだん落ちているので最初飛ばし過ぎなんですね。日曜も最初の1キロは6分7秒でしたので、その後キロ15秒ぐらい落ちてるんですよね。走る方だと上手くコントロール出来るのですが競歩はなかなか上手く行きません。Y.Macさんの場合はご存知と思いますが、アップが少し足りないのかもしれませんね。私もなかなかアップで十分に心拍数を上げることは出来ません。20キロだと私も途中から脂肪燃焼状態だと感じられました。

          そうそう、ゆめパパさんもブログあるので良かったら遊びに行ってみて下さい。
          http://1227225.jugem.jp/

  3. CAO より:

     競歩講習会&江戸川競歩大会お疲れ様でした。
     参加するつもりでしたが、発熱のため断念(泣)。お会いできなくて残念です。また機会がありましたらご参加ください。

    1. NAOJI より:

      そうでしたか、風邪ですか?発熱しやすいようですね。
      確か競歩大会には参加と聞いていたので、どうしたのかな~と思っていました。いずれまた参加するつもりですので、その時またお会いしましょう。

  4. ichan より:

    陸歩クラブ講習会&江戸川競歩大会お疲れ様でした。
    競歩はマンツーマンの指導が必須のようで今回は収穫大ですね~ フルマラソンもやっていると相乗効果もありそうなので日ハムの大谷選手のように暫く二刀流でやってみるのもいいかもね。

    葛飾柴又は2010年の全日本マスターズ東京大会のアフターで行きました。寅さんの撮影に使った店で草団子も食べてきました。そっかーNAOJIさん草団子食べれないの。美味しいのに残念だね。(^^♪

    1. NAOJI より:

      マンツーマンといえば園原さんですね。東京へ行く機会があれば、また個人レッスンお願いしたいと思っているのですが。仕事で東京へ行くことなどありそうに無いしな~。というか東京で働いて陸歩クラブに入りたいぐらいです。

      二刀流ずっと続けるつもりだったのですが、20キロに出るようになるとフルマラソンの大会との兼ね合いですね。相乗効果はあると思うのですが遠征費や大会スケジュールのことがも考えたら、まだ20キロ競歩で上が目指せるうちに専念した方が良いような気がしてきたのです。

      ichanさんも葛飾柴又に行ったんですね。あのスカイツリーの写真撮った時ですよね。ああいう所へ行くと糖質セイゲニストが食べられる物は殆どないです。草団子なんか食べたら食後高血糖間違いなしだと思います(^_^;) そういえば駅前のお店で焼き鳥焼いて売っていてい、引きこまれそうになりましたが時間が無くて残念でした(笑)

  5. ゆめパパ より:

    はい!!大変嬉しいですよ!!競歩の苦みを、いやいや、楽しみを分かち合えるライバルが増えますから。(笑)50kはすぐには無理としても20kなら練習次第で強くなるので絶対楽しいですよ。
    Y.Macさんがおっしゃる通り2時間が最低ラインですね。競歩の場合、フォームさえきちんとまとまれば
    後半乗ってきてペースは上がるものなので、フォームをどこまで熟成させるかですね。ポイントは膝をロングに耐えられるように造ることですね。お互い頑張りましょう。

    1. NAOJI より:

      後半乗って来てペース上がるっていうのになりたいですね。さぞかし気持ち良いだろうな。Y.Macさんはそうみたいですね。

      日曜の競歩で未だ脛の外側が筋肉痛です。秋までにじっくり競歩の脚作らなきゃと思います(^_^;)

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