2024年2月東京遠征2

地下鉄博物館は地下鉄の歴史、建設技術の紹介や運転シミュレーションなどの体験が出来る施設です。

東西線葛西駅の高架下にあります。入館料は大人220円、子供100円でとても安く子供が楽しめる体験型設備があるせいか、子供連れが多かったです。きっと地元のリピーターなのでしょう。

券売機でチケットを買った後、どこに持って行くんだろう…と思って窓口で聞いたら自動改札機を通して下さいとのこと 😆

 

入場して最初に目に入るのが鮮やかな赤の車両です。1954年、丸ノ内線池袋~御茶ノ水間の開業に合わせて製造された車両です。車両のモデルは当時のニューヨーク地下鉄の最新型で特許料を支払って国産車として造られたそうです。

 

ターンスタイルという昔の自動改札機。青い箱にお金を入れると1人だけ入れるようになっています。

奥の黄色い車両に乗っている人形が怖い(^^;

改札と言えば、駅員さんが切符を切っていた頃の切符やハサミ(改札鋏)展示がありました。駅によって形(鋏痕)が違うんですね。

これに関連して、1960年頃の改札係の思い出というエピソードが展示されていました。

新宿駅の朝ラッシュ時、改札ボックスに入り1時間、人の流れと定期券、切符が交差し、目が回ります。

右手にはしっかりと入鋏パンチ、人の流れを変化させずに一瞬に定期券記載内容の確認や切符を切る至難な業が要求されます。

(中略)

一歩狂うと続くお客様に迷惑をなるため、神経を張りめぐらします。

素人目にはただ切符を切っているだけみたいに思っていましたが、ラッシュ時の改札は高い動体視力と判断力が必要だったみたい。私が子供の頃はまだ切符が硬券でしたけど、若い人にはこの話はわからないでしょうね。北海道は首都圏のラッシュみたいなことはないから駅員さんも楽だったのでは?

東京メトロで一番新しい路線、副都心線に実際に使用されたシールドマシンのカッターディスク(左)が展示されていました。右はシールドトンネルの一部。

 

子供たちに人気なのがこれ。私もちょっとやってみたかったですが、子供に混じっていいオバサンがちょっと恥ずかしくて(笑)

 

丸ノ内線70周年展の写真はありませんが、当時はシールド工法が今ほど普及していなかったのとトンネルの深度が浅かったので大部分が開削工法(地上から掘る工法)で、それでは対応出来ない所は幾つかの工法を用いたという、それだけで難工事であることが想像出来ました。

この展示では都営も含んだ地下鉄全線で最も浅い駅の深度と各路線の最深駅の深度がわかります。

東西線南砂町駅が最も浅いです(ちなみに宿泊した東陽町の1駅千葉寄りの駅)

最も深いのが大江戸線六本木駅。やっぱりそうですよね~。大江戸線は乗る度に深いな~と感じます。新しい路線はもう深い所を掘るしかないのでしょう。なので現在地下鉄は殆どがシールドトンネルで、丸ノ内線は91%が開削工法だったのに対し、東京メトロで一番新しい副都心線は75%がシールド工法だそうです。一番下にあるロシアのサントペテルブルグ地下鉄駅の105mって地上に出るまで大変そうですよね(゜o゜)

土木関係の仕事をしていたら興味深い展示でした。来て良かったです。運転シミュレーターとか平日にまたゆっくり見学したいなと思いました。


晩ご飯は、ホテルの近くにある孤独のグルメseason4に登場したタンドールバル カマルプールへ。

ドラマの記憶は無かったけど、行ってみたいと思う店があったらGoogleマップに保存してあるので気づきました。

小さいお店で土曜18時過ぎという時間帯でしたがカウンター席が空いていて待たずに入れました。お昼は並ぶこともあるみたい。

インドやネパールカレーのお店は北海道にも多いけど、店名にバルとあるのでビールはハートランドの生があり、ツマミになる一品料理がいくつかありました。

ビールはジョッキでグイっと行きたかったですが翌日長距離歩くのでグラスでセーブ、真ん中は海老のアチャールというインド風マリネ。エビがプリブリでたくさん入っていてピリ辛、パクチーも入ってて美味しかったです。右はここの名物鯖カレー。カレーは単品でナンやパン、ライスを選んで別注文するシステム。パラパラで香ばしいバスマティライスで。

タンドール料理が数種類あり、普通の店には無いようなメニューがありました。気に入って翌日も行って心置きなく飲んで色々食べてみたいと思ったのですが結局疲労で行けませんでした。東陽町のルートイン、東京に来るときにまた利用すると思うので次回はYANCOさんと一緒に行きたいと思います。

つづく

2024年2月東京遠征2” に対して4件のコメントがあります。

  1. wakasa より:

    1954年!古い歴史ですね。東京の地下鉄開業は丸ノ内線が最初でしたか?
    ターンスタイルの改札機も懐かしいです。切符をハサミで切っていた駅員さん!単純な作業と思い込んでいましたが利用者の多い東京では確かに大変な作業ですね。職人技の様で見直しました。
    サラリーマン時代は東京出張が多くて地下鉄を利用する機会が多かったですが大江戸線は初知りです。
    楽しそうな<孤独のグルメseason>でグイっとジョッキでいけなかったのは残念でしたね(*^-^*)

    1. NAOJI より:

      調べてみたら銀座線の浅草-上野間が1927年開業だそうです。丸ノ内線は2番目でした。
      東京出張が多かったんですね。改札係の駅員さん実体験していましたが。本当に切符切るのに技が必要だったとは思いませんでした。だから1時間で交代だったのかな。私は田舎の出身なので、駅員さんものんびりしたものでした。

      大江戸線は東京メトロでは比較的新しい路線で1991年開業だそうです。トンネル断面が小さいので車両が小さくて札幌の地下鉄に慣れてる身にはかなりの閉そく感を感じる車両です(^^;

      タンドールバルにはまた行きたいです。

      1. wakasa より:

        あっ!銀座線でしたか。大江戸線は随分と新しいんですね、道理で。調べて頂いて有難うございます。
        私も田舎育ちで駅員さんはノンビリモードでした。東京の1時間は田舎の1日以上ですね。
        大ジョッキのグイッ!美味しいですよね(*^-^*)

        1. NAOJI より:

          東京は新路線も計画されていてまだまだ進化して行きそうですね。でも都内のマンションは価格高騰で、もはやサラリーマンはマイホーム買えない時代になってるようです。東京で仕事したいと思うけど、遊びに行く所で庶民は住む所じゃないな〜なんて感じます。

          暖かくなって来たら撮影活動のアフタービールも美味しそうですね(^∇^)

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