赤レンガ庁舎塔屋根見学施設に行ってみた
赤レンガ庁舎の改修工事で現在取り外されて仮移設してある塔屋根を見学出来る施設があります。
職場近くなので昼休みに行こうと思っていて、延び延びになっていましたが、ちょうど良い機会なので丹頂でのランチの帰りに行ってみました。
現在赤レンガ庁舎は建物の写真がプリントされた養生シートで覆われています。
赤レンガ庁舎正面に向かって右手に見学施設の入口があります。
記憶にある方もいるかと思いますが、この施設、昨年秋に火災が発生して公開が今年の春まで延期されていたんです。
見学施設は3階建てとなっていて、入口から入ると左手に有人の受付がありますが無料なので挨拶する程度で入場出来ます(多分入場者数をチェックしているのだと思います)
そして1階にはいきなり取り外された塔屋根がドーンと置いてありました。傷みが激しかったので地上で確実に保存修理するために移設されたとか。
普段何となく下から眺めている塔屋根ですが上に手すりがあったり、屋根が銅板葺きで緑青(銅の錆)で現在の緑色に変わったことを知りました。一部を錆を取って磨き建設当時の色を復元しています。この後、全体に葺き替えられ赤褐色の屋根がお目見えすると思います。避雷針にも装飾が施されていますね。
修復工事だけでなく北海道開拓に関する展示もありました。
松浦武四郎が書き起こした地図。石狩平野周辺を拡大してみました。左下は支笏湖ですが右側の湖沼2つは現在は無いですよね。河川は小さな支流まで、アイヌ語名がびっしり書かれていてすごい物でした。
設計図の一部、手描きの図面って絵心が必要ですよね。
その対極となるBIMモデル。今はこうして既存の建物を3Dモデル化して施工の検討に活用したりしています。
塔屋根は昭和43年の復元工事で設置された物で、その前は塔屋根が無かったんですね :o(初代の建物にはあったが風の影響により後に撤去されていた)
修復中の建物も見ることが出来ます。屋根には右の天然スレート(粘板岩)という物を貼るのだそうです。知らなかった。金属だと思っていました。
休日に来て正解、仮設の施設にもかかわらず予想外に展示が充実していて昼休み時間ではじっくり見学が出来なかったと思います。
まだまだ紹介しきれない展示がありますし、北海道開拓の歴史も少しわかるので興味のある方は一度訪れてみて下さい。来年5月頃まで施設があるそうです。
修復の進捗により更新される展示もあるので、私も昼休みにまた行ってみようと思いました。
無料とはいえかなり見応えがありそうですね(^^)/
来年の5月までですか!!
ぜひ行ってみたいです。
情報ありがとうございます(*^^)v
仮設で無料だから大したことないのかと思っていたんですが、どうしてどうして。という感じでした。ぜひ!