フード・インク ポスト・コロナ

2011年日本公開の前作も見た記憶ですがアメリカの食の問題を扱ったドキュメンタリー映画という記憶はありますが内容はもう覚えていません。

今回コロナ後の続編を見に行きました。

コロナ禍以降、アメリカでは独占禁止法が機能不全に陥り、巨大企業の独占化が進み、個人農家や酪農家が農業を継続することが難しくなっているなど、他様々な実態が取り上げられています。

巨大食肉加工場ではコロナが発生したのに工場の稼働を止めず感染が拡大して多数の死者が出た。

酪農家は生乳を買い取りしてもらう企業の選択肢が少なくなったため相手の言い値で買うしか無く、生活していくためには規模を拡大するしかないとか(日本でも大規模酪農の抱える問題とかが取り上げられたのを見たことがあります)

農家は政府から補助金がもらえる輸出用の穀物(大豆やトウモロコシ)に偏った生産を生活のためには続けるしかなく、それにより肥沃な土壌が減り農地とそうでない所で法面が出来てしまうぐらい土が失われている実態など。

生産者は生活に追われていて決して楽にはなれない、こんなシステムの上に食品業界が成り立っているのです。

また高度に加工された食品が及ぼす健康被害の問題も取り上げられていました。

今までも同様な問題を扱った色んな本や映画を見て来て思うのは、巨大企業は自分達が儲かれば消費者も生産者もどうでもいいってことです。

消費者がそういうメーカーの商品を買わないのが一番なのですが、見て欲しい人にこういう映画は届かないのでしょうね…

子供の頃から学校で教育して時間をかけないとならないと思います。

食品業界の抱える問題と戦う議員や大豆やトウモロコシを生産していた農家が家畜を使った有機農業に転換する場面もあったけれど、巨大企業はロビー活動をして政治を動かすぐらいの力があるので難しいでしょう。


今朝のメニューはベース30分(つなぎのジョグのことかな)とは言え心拍ゾーンは設定されている(128~153)このぐらいだと普通にジョギングしていればゾーン内に入るのですが氷の上に薄く雪が積もった滑りやすい道が一部あったせいかそこではペースを落として慎重に足を運ばなければならないせいか実行スコアは70%でした。

-15度以下に下がったらしいけどそんなに寒くは感じませんでした。でもナナカマドの実に樹氷がびっしり付いていました。

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