MINAMATA

伝説の報道写真家、ユージン・スミスはアルコール依存で荒んだ生活を送っていた。(恐らく太平洋戦争時、沖縄で重傷を負ったPTSDだったのでしょう)

そこへ富士フィルムのCM撮影に日本からやってきたカメラマンの通訳(後に妻になる)アイリーンから水俣での撮影話を持ち掛けられる(Wikipediaでは、この辺りが映画とは違っている)

水俣では最初はあまり積極的ではなかったスミス、妨害工作や患者の抗議活動に同行し大怪我もしたが、次第に患者とその家族との距離も縮まり、かつて契約していたLIFE誌に写真が掲載され水俣病が世界に知られることとなった。


この映画はNHKのニュースで紹介されたり、この間の日曜日、映画公開に関連して「目撃!にっぽん」でも今なお水俣病と認定されず戦い続けている患者のドキュメンタリーが放送されました。

私はユージン・スミスの名前を聞いたことがあるぐらいで、あの有名な「入浴する智子と母」の写真を撮った人だということも知りませんでした。

そして水俣病は解決済みだと思っていました。

それとLIFE誌が廃刊になっていたことも知りませんでした。

エンドロールでは今なお世界中で続いている公害の被害地が紹介されています。

多くの人に公害の問題は未だ終わりがないと知らしめる作品なのではないかと思いました。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です