道南カード集めとマンホール探しの旅8
「6」で開門前だった元町配水場へ行きました。
配水場とは浄水場から送られて来た水道水を貯めておく所です。函館市の北側にある浄水場から11キロの送水管でここまで送られてきているそうです。
配水場は高区配水池と中区配水池で構成されています。これから掲載する写真は中区配水池周辺のものです。
高区配水池には行きませんでしたが山肌に遊歩道があったので恐らくその先にあるのだと思います。
門から入ったら最初に目に止まるのがレンガと瓦屋根の管理事務所。創設当時は番人詰所と言われていたそうです。正面に水のマークが見えます。玄関の欄間のデザインが旧函館博物館2号と似ています。
展望台があるので上がってみました。パノラマで撮ってみたらこのようになりました。
真ん中の芝生広場(立入禁止)のように見えるのが中区配水池で右手のケーブルは函館山ロープウェイです。左端には聖ヨハネ教会とハリストス正教会がチラッと写っていました。配水池のセンター付近に見える直角三角形型の構造物は恐らく地下に入る時の出入口ではないかと思います。
ぼやっとした写真ですが地下でこのような構造になっています。当初は蓋が無い開放型でしたが後に鉄筋コンクリート蓋が設置されたそうです。
パノラマ写真右手に写っている噴水です。ロープウェイがすぐ近くを通って行きます。
噴水池は1989年に函館水道創設100周年を記念して建設されたものです。
近くに淸泉滾滾(せいせんこんこん)という銘板がありました。その文を読むと当時の水道敷設の苦労を感じられました。
そして、ここで蓋発見。デザインマンホールではないけど。
小型の流量計蓋は普通に見かける物ですが、大型の蓋は今まで見たことが無かったので撮りました。配水池ならではの物なのでしょうか?
函館市のもう1つの土木遺産、笹流ダムにも行きたかったのですが時間がないので次の機会にしました。
つづく