週末は映画が続く

先週、今週と土曜日は映画に行きました。

先週はフォックスキャッチャー

1996年に起きたデュポン財閥の御曹司によるロス五輪金メダリスト射殺事件を映画化したものです。

レスリングというスポーツを愛していたが、それを母親に下品なスポーツと認められなかったジョン・デュポンの屈折した心や支配欲。彼のレスリングチーム「フォックスキャッチャー」にスカウトされたロス五輪金メダリスト兄弟の弟が最初は素晴らしいスポンサーに感じていたのが、弟の方が、ドラッグをもらったりして、だんだん支配され精神的に不安定になって行き、結局はチームを離れることになります。

しかし指導者としても人間的にも素晴らしくチームに残った兄が突然デュポンに射殺されてしまう結末が映画を見た直後には何とも理解出来なかったです。しばらく経ってから思うのはコカイン中毒で精神的に不安定だった影響もあるかと思ったけど、弟と違って支配出来ない人望の厚い兄に対する嫉妬だったのかもしれないなと思いました。正直なところ何とも後味悪い映画でした。

 

今週はおみおくりの作法

http://bitters.co.jp/omiokuri/

パンフレットを見た時にはあまり興味が無かったのだけど、予告編を見て行きたくなりました。

ロンドンで民生係をしている主人公ジョン・メイ。仕事は孤独死した人の調査をし身内を探したり、葬儀を行うこと。彼自身も孤独で単調な毎日を過ごしているが、多分調査済みで身寄りの無かった人の写真を個人的にアルバムに保存したりしている、とても几帳面で誠実な人間。

ところが役所のリストラで案件の処理に時間がかかるというので突然22年務めてきた役所を解雇されることに。最後の仕事になったのが自宅アパート真向かいで孤独死した男性の調査。解雇期限が迫るが仮病を使って男性の足跡をたどる旅に出て遺品のアルバムにあった遺族の娘さんを探しだすが…

淡々としたストーリーなんだけど所々にユーモアがあって、しかし最後は意外な悲しい結末に切なくなる映画でした。自分も含め今後孤独死する人が増えるでしょうから、後の問題として捉えてる人が多かったんじゃないかな?観客の年齢層がいつもより高かったような?公開初日ということもありますが1日4回の上映なのにほぼ満席でした。

この映画はオススメです!ぜひシアターキノへ!

 

だけど前も書いたかな?例年今時期は洞爺湖マラソンの練習で映画観賞に行ったりする時間が無かったけど、こうやって毎週のように映画が観られるのは良いですね。家でもBSドキュメンタリーとか録画して見るけど、やっぱり集中出来る環境で見ると違いますね。

 

週末は映画が続く” に対して2件のコメントがあります。

  1. ぶらんぼう より:

    「孤独死」という言葉にビビッと反応しました(^-^;

    前にも書いたような気がするけれど、
    このままなら自分は間違いなく孤独死、下手すりゃ野垂れ死に。
    そんときに妹が生きていれば妹、彼女が他界していれば甥と姪、彼らには何があっても迷惑かけたらアカン、と
    それだけは常に頭から離れません。
    順当にいけば、母、猫、わたし、ですからね。
    若かりし頃は「遠い世界の話で無関係」と思っていたことが多く降り注いできてくれます。
    自分の身体も環境も。

    メリル・ストリープがマーガレット・サッチャーを演じた映画が直近観たものです。
    三年前だったっけ?
    映画館、一度遠のくと足が全然向かなくなっちゃうんですよねぇ…。

    1. NAOJI より:

      私も順番から行ったら孤独死ですよ。でも、そんなこと心配してもしょうがない。
      死んだら何もわからないんだから、そったらことどうでもいいべや~(父談)
      そう考えて生きるしかないのでは?

      サッチャーの映画、鉄の女の涙かな?私も行きましたよ。
      映画って観だすと続くんだけど途切れるとしばらく行かないですよね。

      ちなみおみおくりの作法、三重では新富座というところで3/21~上映されるようです。でも地図で見たら同じ三重でもぶらんぼうさんのお住まいから、ちょっと遠いみたいですね(^_^;)

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