第36回ニセコ連峰歩くスキー大会
今シーズン最後を締めくくる山岳コースの大会です。
10年以上前にクロカンスキーを始めた頃に1度出たことがあるので2回目です。その時と同じくチセヌプリコース15kmにエントリーしました。
この大会に出場するにあたってsakagさんのアドバイスからTelemark skiにしようと考えていました。前の週に近郊でまだ滑れるスキー場は何処かと探して近郊でもないけれどアクセスの良いテイネハイランドで試してみました。
それこそ10数年振りのTelemark skiです。躰はすっかりcross-country ski仕様になっていて、いささか古いTelemark skiの板の重さは予想を超えていました。
分かりきったこととは言えシール無しでは登坂が困難でした。鱗付きの板なら脱着不要で良いかもしれません。ターンの方もイマイチで感覚を取り戻すのにはもう少し練習時間が必要だと思いました。ということで今回もcross-country用の軽い板にしました。
9時少し前に会場に到着。辛うじて駐車場に入れることができました。受付を済ませ車の後部で着替えようとしていたら私の車の1台置いて隣のステーションワゴンに鱗付きのTelemark skiが立てかけられているのを発見しました。
話を聞いてみるとパノラマコース30kmにエントリーされてる方で、初めて出た時、このコースはクロカンというよりはツアースキーのようだったので今回はTelemarkにしたそうです。
ビンディングは最もシンプルな3ピン、靴は革靴。これぞまさしく私が追い求めていたそのものです。この大会にピッタリだと思いました。
スタート直後スキー場のそれなりに急勾配のゲレンデを延々と登っていくのは中々きついものです。ゲレンデを越えてからはバックカントリーとなり登りが続きます。それでも今日のように穏やかな天候だと高度が上がるにつれ視界が広がりシャクナゲ岳を間近に望む雄大な景色を観ると爽快な気分になって気持ちが良いです。
折り返し地点を過ぎてから、いよいよ待ちに待った下りの始まりです。と言いたいところですがコース整備の困難な山岳コースでは幅が狭くエッジの無いクロカンスキー板では恐怖の始まりでもあります。
ボーゲンで制御しようとしても、ちょっと油断すると、どんどん加速してコントロール不能になってしまうのです。そうなったらもう転ぶしかありません。
やっぱり下りはコントロール可能なTelemark skiがいいと思いました。
大会の規模は小さくなりましたが、ほのぼのとした感じがいいです。
GOAL後の豚汁は昔も今も変わらず最高に美味しかったです。
ドリップコーヒーも旨かったです。両方とも無料なんです。
雪秩父も建て替えられて綺麗になりました。硫黄の匂いの立ちこめる温泉に入る機会が少ないので、また来年も来たいな、と思いました。