炭鉄港カード第2弾(三笠)2
ひとまたぎ覆道の次は神泉隧道。
入口付近は補強されていますが奥は素掘りのトンネルで、森林鉄道のために掘られたそうです。
素掘りで崩落しないんだから、よっぽど岩盤が硬いんでしょうね。
調べてみたらこんな資料がありました。1ページ目の鳥観図に載っている隧道というのがきっと神泉隧道のことなんでしょう。
神泉閣跡(見えてる建物は違います)
1910年に建てられた神泉閣という旅館がこちら側の山の方にあり、当時、人が歩ける道が対岸にあったため川に吊り橋がかかっていて川中の岩には吊り橋の支柱が立てられていんだとか。
桂沢神居古潭。
旭川の神居古潭を連想させたことから、そう呼ばれるようになったそうです。旭川から比べたら規模は小さいですけどね 😐
そういえば旭川の神居古潭もバイパスが出来てから全然見てないな~。子供の頃は増水してるとかなり迫力があった記憶。今度12号線通った時に寄ってみるかな。
ここが野外博物館の終点付近です。折返して戻ります。
実は行きでパスした、この野外博物館のシンボルと言って良い、錦立坑坑口と立坑櫓には帰りに見学しました。
左下が概要図です。坑口はレンガ張りで、流れてる水には硫黄分が含まれているのか、辺りは硫黄臭がしました。
概要図を見ると、この坑口から200m近く深い所に坑道があり最深部は450mって書いてありますね。
次に行く立坑櫓の大きさから炭鉱としては小規模だと思いますが、私の感覚ではすごく深い感じがしますね。
立坑櫓へはこの階段を上がって行きます。
今まで見学して来た物の中で一番小さい立坑櫓です。1920年に完成したとされる現存する立坑櫓では道内最古だそうです。
案内板によれば櫓の鉄骨には八幡製鉄所で製造された鋼材が使用されているとか。その文字を探してみたけどわからなかった。
巻上機のあった建物。この溝に回転式のドラム?があったみたい。
稼働当時の写真。手前の建物のある場所が今は博物館が建っている所ですね。
今ならズリ山の跡形もわからないです。
少し離れた所にもう1つ似た建物がありました(何だったのかは不明)
中を覗いてみると床一面に何か粒粒がありました。
一見、植物の実か種のようにも見えますが、調べてみたところでは、どうも鹿のフンのようです。
天気の悪い時とか、ここで雨風を凌いでいるのかもしれません。
野外博物館の見学はこれで終わり。こんな施設があったとは炭鉄港カードが無ければ知らぬままだったと思います。
つづく