変な給食を読んで
以前出版されたばかりの頃に読んでみたいとブログに書いて図書館に無かったので、そのうち借りようと思って2年近く忘れていました。
著者のお子さんの学校給食の献立表を見て内容のひどさに驚き、ひどいメニューの日は弁当を持たせたそうです。先生が理解のある先生だったのでトラブルは起きなかったそうですが、運が悪ければイジメにあったりしないとも限らず勇気が要ることだよな~と思いました。
かなりひどいメニューを集めているので、実際に毎日こんなメニューなのかは子供のいない私にはわかりませんが、本の表紙の写真を見てもわかると思いますが、おやつかファーストフードかという内容のメニューが大半。吸収の速い糖質が多く(つまり腹持ちが悪くて血糖値の急上昇、急降下を招く)、必要なビタミンやミネラルがこれで摂れるのか?栄養士が献立考えて何でこうなるのか不思議です。子供の嗜好に迎合して残さないようにということなのでしょうか??
給食の内容については置いておいて、その中にあったコラムで完全米飯給食で非行が減り、学力が向上した自治体の事例や、特に関心したのは「その7こんな給食が食べたい」に出て来る全国でも珍しく2003年から完全米飯給食を実施している新潟県三条市の市長の話
「次の選挙を考えなければ市長は何でもできる」
米飯化によって不利益を受ける業者(パンや麺類の業者ですね)が次の選挙で支持してくれないのではないか、そういうことを考えると実行出来なくなるが、よほどメチャクチャな提案でなければ市長が議会で提案すれば通るものなのだそうです。要するに子供達のために何が一番良いのかを考えてやる気があれば出来るってことなんですよね。
それとびっくりしたのは、その時に米飯化をすすめた栄養士さんの話。
米飯化しようとすると、不利益を被る業者だけでは無く教員や父兄からも文句が出たそうです。「国際化の時代なのに…」「毎日ご飯では子供達がかわいそうだ」「飽きて残食が多くなるのでは」など
毎日ご飯で何でかわいそうなんでしょうね?よくわかりません。毎日ご飯を食べられるなんて幸せなことだと思えないんでしょうか?ご飯も食べられない時代もあったし、そんな国だってあるんですよ。それに国際化したからって、何の関係が?長いことお米を主食としてきた日本人は代謝などがそれに合った物になっているそうなんです。他の国でも、その地域の伝統食から先進国の食生活が入ってくると途端に病気になる人が増えるのはよく聞くこと。学校の先生も生徒と一緒に給食食べてるんだから、もっと勉強した方が良いんじゃないかと思います。だいたいにおいて親世代が私より10歳以上下の年代だから子供の頃からカタカナ食で育っている世代なのかもしれませんね。
とにかく、やる気があれば給食をまともな物にすることは可能のようです。次の選挙のことばっかり考えている、どっかの国の政治家も少し見習ったらいかが?
我町の給食はこれには載っていませんでしたが、北海道は苫小牧市と札幌市の給食が載っていました。
苫小牧のある日のメニュー
みそラーメン、焼き芋、みかんゼリー、牛乳
札幌市
ココア蒸しパン、煮込みうどん、野菜コロッケ、ミニトマト2個、牛乳
文字だけだとちょっと想像つきにくいかもしれませんが、糖質と脂質が多く野菜は申し訳程度です。タンパク質も無いね、牛乳があるから良いのか?そんな印象です。
北海道も道産米の評価が上がっていることだし、完全米飯給食考えた方が良いんじゃないですか?著者が主張しているように主食をご飯に変えればここまでおかしなメニューにはならないかと。
わたしも子供が居ないので給食の実情はわかりませんが、甥や姪が一年生だったころには「今日の給食、何やったん?」とよく質問していました。
残さず食べたか?ということが質問の本意だったのですが、聞こえてくるメニューがやたらカタカナのものだったのは驚きました。
ただ自分の食べていた給食と比べると、栄養の偏りが少なくなっている気はしました。
カロリー高いんちゃう?というのは感じました。
パンも好きだけど、わたしも断然「米飯」派です。
食育って栄養だけじゃなく、旬を知ることや食べる作法(箸の持ち方や食べているときの所作など)も含まれると思っています。
自分達の頃の給食もどんなのだったか断片的にしか覚えてないですけど、米飯は月に何度かでパンもクリームパンだとかあったけど、副食がここまでお菓子みたいなのは無かったと思うんですよ。それにあの頃はまだちゃんと食事を作る親が今より多かったと思うので給食が多少悪いものでも、まだ大丈夫だったのでは無いかと思います。子供だからカロリーは高くても良いのではないかと思いますが、その質が問題。この本のでは空のカロリー食品が多い印象でした。
旬を知ることや作法、本当は家庭で学ぶことだと思うんですが…
子供のいない人間が、そんなこと言ったって親をやっている人に反感買うだけかぁ。
幕内さんの本を買ってから、一時期ブログを拝見してましたが、給食についてUPされたいました。何年前かなー。
子供を苫小牧の小学校に通わせていた時、自分の小学校に給食を作るところが無いため、
運ばれてくる給食だったせいなのか、しょっちゅうゼリーか果物がメニューに入っていました。学校で作れないのなら、野菜は少なくても仕方ないのかな・・・と家では野菜ばかり料理してた記憶があります。
下の子は札幌の小学校と中学校(上の子は札幌の中学校)にその後通いましたが、自分の所で給食作っていたので、多少野菜は多目だったようですが、炭水化物と炭水化物のメニューの日もきっとあったはず。子供たちはあまり給食を喜んでいなかった記憶と、給食費を払わない人がいるから質を落とさざるおえない話の記憶がありますけど。
そういえば、おおひろさん以前は苫小牧に住んでいたのでしたね。
幕内さんの本、読まれていると思うので知ってると思いますが子供に無理に野菜を食べさせる必要はなく、問題なのは油と砂糖まみれの給食なんだと思います。パンをやめてご飯にすればこんな変なメニューにはならないと。でもおおひろさんみたいに考えてくれるお母さんなら良いけど、そうでない人も今は多いのでしょうね。気にし過ぎておかしなこと色々する人とどうでも良い人と二極分化しているのかもしれません。
給食費を払わない親がいるというのもニュースなどで聞いていましたが、自分達の頃はとても貧しい人を除いてそんなこと無かったと思いますけどね。
実際米飯化したところでは子供や親の意見などは聞かないで決めちゃったみたいです。残飯が出ないように色々な工夫をして、現在も継続されているようだから上手く行っているのでしょう。
給食の汁物って入ってる肉の質が悪かったような。けんちん汁みたいなの子供の頃から私は好きでしたよ。
朝マック親子、他の人もつぶやいていましたね~。何かやっぱり二極分化してると思う。アメリカでも、貧しい人は安いお金でお腹を満たすためにジャンクフードを食べて金持ちは以前の食生活から脱しつつあるらしいです。従ってジャンクフードを食べてる人達は学力も上がらずジャンクフードでは色んな意欲も湧かないだろうし貧困から抜け出せない連鎖じゃないかと。
そういえばタニタさんも業績悪くて子会社で希望退職を募っているとか。体重計って家庭用だと1回買えば10年は使えるもんね。
おひさしぶりです。私が小学生のころは米飯給食はありませんでした。鯨のカツとかベーコンとかありましたけどね。
ヒザが痛かったり、その他の理由でなかなか走れないままに数年過ごしてしまいました。遠征で東京あるいは京都近辺においでの節は連絡ください。
わぁ~、犬股さんご無沙汰してます。
何ヶ月か前にYANCOさんと手稲山まで走って回転寿司食べた時の話してたんですよ。
鯨の串かつ好物でした。あとピーナッツ味噌と納豆最中が好きでした。
走ることから遠ざかってる様子ですね。私も半年走れなくて去年から少しずつ復活、今年は元通りか短い距離ではピークの時より速くなりました。犬股さんもまた走れるようになると良いですね。
遠征でそちらに行く機会があればぜひ連絡させていただきます。