創造と神秘のサグラダ・ファミリア
建築の専門学校を出ているけど建築の仕事をした期間はタダの図面書きで1年半ぐらいしかないのでガウディは名前とバルセロナを知っているぐらいで殆ど知識ナシですが…(^_^;)
予告編を見て面白そうだったので行って来ました。
1882年に着工後、未だ未完成のサグラダ・ファミリアの建設に関わる人達のインタビューや作業の様子が中心の映画です。
着工当初は別な建築家だったのですが施主と意見が対立し、その後を引き継いだのがガウディだったそうです。
スペインの内戦や資金難で、工事がストップしたり、反対運動が起きたりで建設に多くの時間を費やしているわけですが、現在の設計者によれば2026年に完成予定だそうです。
わかりやすい動画と完成予想図があるのでリンクしておきます。
ガウディは詳細図は書かずに模型を使って設計検討をしていたらしく、内戦の時に多くが破壊・消失してしまいました。
今も現場内に模型室という場所があり、破壊された模型を集めて再構築しています。
また模型を3Dスキャナーで読み取ってモデリング化(リバース・エンジニアリング)し、それを元に設計検討も行われています。
私的にはその部分が一番興味深かったですが、ソフトは航空機の設計をするソフトで建築のCADは使っていないと言っていました。
確かにあの外観だと複雑な曲線が多いから機械設計の方が向いているかもしれないですね。
何であのようなデザインになったのか…
映画の中でカタルーニャにあるモンセラート修道院が紹介されるのですが、その修道院がある山(モンセラート)これが奇岩が集まったような変わった山なんですね。ここからイメージしてデザインしたのかも。
資金難は観光客から入場料を取ることで、解決したし、高層建築に必要な重機や3次元CADなどの技術向上で工程が大幅短縮されたのは間違いないでしょう。
また、そこに働いている人達も親子に渡って関わっている人=この仕事に関われることに誇りを持っている様子が映画から感じられました。
カタルーニャという土地がスペインの中でも別な国のような土地で、ガウディはカタルーニャ人の誇りであるようなことを言っていました。
それから、意外なことに、この建設に日本人の彫刻家(外尾悦郎さん)が携わっていること、この方はガウディを理解する為にカトリックに改宗したと言っていました。
今日も上映後ガウディの研究をしている方のトークイベントがあったので、この間みたいに満席の可能性もあると思って上映の90分前に行ったのですが34番目でした。ほぼ満席状態でした。
建設関係の方なら、きっと面白く見られると思います。
キノでの上映は26日までですが、27日~は新千歳空港の映画館で上映されるようです。
映画の後、すごく久しぶりにドミニカへ。確か2回ぐらいしか行ったことがない記憶。
ここは4種類のスープと7種類の具を選ぶシステムで注文がわかりやすい。
黄色スープとラムにしました。ライス無し割引はないので小ライスで。
メニューの写真がそうでしたが、何と肉が別皿で出て来るんですね。
自分はそれをスープに戻して食べました。
デンプンの多い根菜類が薄く切ったカボチャ程度だったのでライスも半分食べました。
ターメリックライスなのかな、肉の味付けが少し染みていたようで何だか美味しかったですよ。
でもスープが塩っぱいのでライス無しだとキツいね。
やっぱり私はサヴォイだな。
来月観たい映画は今のところ…
リチャード・ギアも初老の紳士を演ずる年齢なんだね…
昔、愛と青春の旅だちを同期と観に行った20歳前後、30年経つから当たり前だよね。でもやっぱり素敵です♡
予告編観たけど面白そうです。日本も舞台になっているようで真田広之が出演します。
それから昨年スガイで観たセバスチャン・サルガド地球へのラブレターが3/12~17までキノで上映されます。見逃した方はぜひどうぞ。
自分の感想(http://wp.me/p19T2z-2Jd)
一度は自分の目でサグラダ・ファミリアを見たいと思うけど、バルセロナは遠いです…。
ヨーロッパの建築物は材質こそ違えど、日本の木造建築と似ているところは多いような気がします。
命懸けの職人さんが携わったからかな?
素人の感想です(^ ^)
私なんて一生日本から外に出ることは無さそうだからな…
ぶらんぼうさんは行けると良いですね。あと10年後60歳過ぎてるね。
その頃、一体どんな時代になっているのやら…。
ヨーロッパというと北海道に残ってる石造りの倉庫を思い出してしまう。