元凶はアルコールだった？！

YANCOさんの話なんですが

今年4月に健康診断を受けたところ、今までγ-GTPが低くて高くなったことなんてなかったのに基準値をややオーバーしていたんです。おかしいなと思って、もしかしてサプリメントのせいだろうかと、サプリメントを飲むのをやめてもらい、お盆休みに年1回経過観察している胆石のエコー検査も兼ね、私の通っているクリニックで栄養療法の血液検査もしてもらったんです。

普通だと結果が出るまでに1ヶ月ぐらいかかるのですが、1週間も経たないうちに病院から本人に肝臓関係の数値が悪化していて先生が心配しているので、すぐに受診するようにとの連絡がありました。

本人に聞いたところ、家にいる時は私の監視（笑）もあるので週3回の飲酒だったのですが、今の現場に行ってからストレスが増えて殆ど毎日お酒を飲んでいたとか。で、その結果ですが恐るべきことにγ-GT 605、AST 174、ALT 348、ALP 553というとんでもない数値になっていて、肝臓の細胞が破壊されている状態と言われ、CT検査を受けたところ癌などの異常は無くて一安心だったのですが、原因が何なのか、肝炎とかじゃないのか心配でした。

ドクターに禁酒を言い渡され、薬と医療用サプリメントを処方され、2週間後の検査ではγ-GT以外はほぼ正常値に。そして1ヶ月半後の検査結果では全ての値が正常に戻りました。それから、ちょっとびっくりしたのが若い時からコレステロールが高く、良くて正常値をややオーバーするぐらい、LDL/HDL比も悪くて2.5～3近くだったのが1.8まで改善したんです。兄弟もみなコレステロールが高いので今まで家族性と思っていたけど違ったんですね。卵を食べてもコレステロールは高くならないというのを信じて、それに卵には肝臓の細胞を再生させるのに必要な栄養素があるからと控えることなく毎日1,2個食べていたようです。

糖質制限や栄養療法やっている人なら、知っていると思いますがコレステロールは食事由来が2～3割で後は肝臓で糖と脂肪から合成され、食事由来が増えれば肝臓で合成される量が減るというように調整されるそうです。それと日本の基準値は厳しすぎるという話もありますし重要なのはLDL/HDL比だそうです。ちなみに私はLDLが低めでHDLが高く0.5ぐらいなので、もう少しLDLを上げると良いねと言われております。LDLは悪玉コレステロールと呼ばれているのが、そもそも間違いだそうで、ホルモンや細胞膜などの材料になる重要な物質で低すぎてはダメなのです。

なぜ急にこんなことになったのか、若い時からお酒が好きだったけど元々強くないのでアルコールを代謝分解する酵素が加齢と共に不足、朝夕は旅館の食事、お昼はコンビニ弁当という食事の影響、糖質制限で糖新生を行うために肝臓の負担が増えた所にアルコール分解の負担が重なったとかなのか？いずれにせよ家で作った食事が食べられないというのは良くないことなんでしょうね。私なんて2,3日遠征に行って外食が続くだけでも嫌だもんな。

栄養医学ガイドブックで調べてみたら高脂血症の所に「アルコールは控える」と書いてありました。やっぱりアルコールが原因だったのかな？ドクターはたまに飲むぐらいだったら良いと言ったそうですが、本人はいや～まだ様子見ますと答えたそうです。確かに、あんな数値が出たら、それで抑止効果大ですよね。私の高血糖みたいなもんだ。おかげで私もお酒を飲む機会が週3日から週1回程度に減り、今のところは良いことずくめです。今後も月1回経過観察が続くようですが。

それから、胆石のエコー検査の結果、胆嚢が殆ど機能していないと言われたそうで、こちらもショックだったようです。突然胆石症で痛んで仕事を休んだりするより、冬の間に取った方が良いという結論になりました。胆石もYANCOさんの場合、コレステロール結石なのかもしれないですね。

【10/25追記】

ツイッターで栄養療法のドクターがコレステロールについてわかりやすくまとめたのが出来ました。コレステロールのことがあまりよくわからないという方が読んでみて下さい。すごくわかりやすいです。
LDLコレステロールの誤解を晴らそう