ひろしま
昨日は休みを取ることが出来たので、シアターキノへ、ひろしまという映画を観に行きました。
今から60年前に作られた幻の映画で原爆投下直後の地獄絵図を再現した映画です。8万8500人の広島市民がエキストラとして参加したそうです。話の筋は何組かの被爆者家族を追っているようなのですが、急に場面が変わって飛ぶので、わかりにくかったです。しかし、とにかく原爆投下後のむごたらしい有様がすごく伝わって来る映画でした。特に倒壊した校舎の下敷きになって動けずに亡くなっていった子供達の場面は本当に胸が締め付けられました。原爆死没者慰霊碑に刻まれている「過ちは 繰返しませぬから」を見ても、誰が犯した過ちかと腹が立ちます。
上映期間が今週金曜日までで、上映時間が昼間なので普通の勤め人だと観るのは難しいと思いますが、可能であれば見ておいた方が良い映画だと思います。
そういえばさきほどNHKで戦後68年経った今、骨髄異形成症候群(MDS)という病気を発症する被爆者が増えているという番組を放送していました。こんなに時間が経っても人体に計り知れない影響を及ぼすんですね。本当に恐ろしいです。それなのに、また日本は過ちを繰り返す方向に徐々に進んでいるような気がするのは私だけでしょうか…
追伸 YouTubeに予告編がありました
この映画の音楽担当の「伊福部昭さん」って音更の偉人として町内に記念碑があります。え〜こんな凄い方だったんだ。
伊福部昭って音更出身なんですか、北海道出身ということも知りませんでした。ゴジラの曲、作った人ですよね。
ウキペディアで調べた程度しか知りませんが、釧路生まれで、お父さんが音更村の村長さんをやっていた関係でゆかりの人になっているようです。
ゴジラ始めいろいろな映画音楽を手掛けているんですね。改めて凄い人だと分かりました。