施工がわかるイラスト土木入門&施工管理技術検定に朗報かも?

昨年12月の出版直後から業界では話題になってる本です。

出版されてすぐに買ったんですが、遅れて職場でも購入していました。3520円もする本なので職場で買ってるなら個人で買わなくても良かったかな 🙄

1章土木工事の仕組みは、入札契約方式、事業方式、組織体制など、30年以上建設業で働いていても自分の業務に関わりがなく聞いたことがあるぐらいの用語の意味がわかりました。

2〜8章は橋やトンネル、ダムなど各工種別にこうやって作るんだよって素人にもわかるように親しみのある、まるで絵本のようにわかりやすいイラストで解説しています。

9章は環境への取組み

10章は未来の土木エンジニア

自分が建設業界に入った32年前はまだ製図台で手描きの図面でした。

その後2次元CAD→3次元CAD→CIMと変遷して来ました。(3次元CADとCIMの違いは何?って聞かれそうですが一般人には理解し難いと思うので省略します)

施工なら3次元CADで作成したデータから重機をコントロールして出来形管理をするのは2000年前後からありました。

CIMになるともっと色々なことが出来るようになりました。

景観CGなんかも3次元CADの頃より、簡単にリアルなデータが作ることが出来るようになりました。

今後はAIを使った技術がどんどん進歩して行くのでしょう。

自分の職場は2000年より前から3次元CADを使用していて全社的にCIMのパッケージであるAutodesk社のAECCを導入したのが2016年頃でした。

2次元CADの経験しか無い人がCIMをマスターしようとすると、その前に3次元の基本的な操作を覚えなくてはなりません。

自分は既にそれはマスターしていたのでCIMにはすんなり入って行けました。

ただ3次元CADよりずっと色々なことが出来る分、奥が深いし動的に色々なデータが連携しているので、それを理解して使いこなせるまでに2年程度はかかったように思います。

2次元のCADオペからステップアップするには施工の知識や図面から形状をイメージ出来る能力が必要なので、そういう方にもおすすめの本です。


実は2017年に同様の建築本が出版されていたんですね。全然知らなかったです。


そういえば先月、二級土木施工管理技士1次試験の合格通知が届きました。

二次試験は受験資格が無いので諦めてたけど、いざ合格すると受けたいと考えテキストを購入してみました。


ざっと見たところ、記述式の学科問題は出来そうだけど、施工管理の経験が無いと経験記述の問題が出来ないから、やっぱり自分には無理。

もし、2次試験を受けて合格すれば1級土木施工管理技士の1次試験の受験資格が出来るので、そこまでは行けそうと思ったんだけど…


ところが最近こんな記事を見ました。

何年か前に受験資格が改正されましたが、また施工管理技術検定の見直しが検討されているようで2024年度から受験資格が以下のように改正されそうです。

改正後は、19歳以上であれば誰でも土木施工管理技士などの1級技術検定の第1次検定を受験できる。実務経験の年数を問わない。

となれば、私も1級土木の1次を受験することが出来そうです。合格すれば一級土木施工管理技士になれると思います。

それに期待しつつ、時間の取れる時に、まず2級土木2次検定の問題を解くことをやって行こうと思います。

施工がわかるイラスト土木入門&施工管理技術検定に朗報かも?” に対して2件のコメントがあります。

  1. yukitabiton より:

    1次試験の合格おめでとうございます。
    土木というのは緻密な施工計算の上でこんなに便利な世の中になっているのでしょうという分野ですね。
    資格があろうとなかろうととても世の中の役に立つお仕事だと思います。
    いつも日本のため世界のためにありがとうございます!と1庶民として感謝の言葉をお伝えできたらといつも思っています。

    1. NAOJI より:

      私には勿体無いお言葉、ありがとうございます
      土木じゃないけどトルコの地震みたいに建物の柱を1本取っただけで、地震が起きれば大惨事になるし、良い加減なことをすれば大変なことになる責任を背負っている仕事ですよね。
      私なんかは、その末端の仕事で好きな仕事で楽しいと思ってやってるけど昔から比べたら色々な縛りも多いし施工管理をしている技術者の人は本当に大変だと思います。地図に載るような仕事がやり甲斐になっているから出来るんでしょうね。

      しかし、それだけでは…前々からの担い手不足が、受験資格の緩和という私には追い風になったけど、せめてあと10年早くこうなってくれれば良かったのに…とは思います。

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