老後破産 長寿という悪夢
「長寿という悪夢」という副題が悲しい。
考えたくないけど考えなければならない現実。
都会の独居老人
地方の独居老人
離婚
夫と子供に先立たれた人
配偶者の入院
勤めていた会社が年金保険料を納めていなかったために無年金
リストラされ実家に戻って来て仕事が見つからずに親の年金をあてに暮らす息子
親の介護のために離職し親の死後、再就職が出来ないまま、自分も老後破産状態に
など、
病気や怪我、配偶者の死が老後破産のきっかけになることが多いようです。
本でも度々書かれていたけど生活保護水準以下の年金額だと申請すれば差分の生活保護費をもらえるようなのだけど、そのことを知らなかったり、持ち家や貯金があるともらえない、また生活保護を受けることが恥と考えて食費、医療費を削ってギリギリの生活をしている高齢者達
著者同様何か補完出来る制度がないものかと思いました。
誰の身にも起こりうること。
50代と60代、子なしのウチだってどちらかが病気で働けなくなったら…という不安はいつもあります。
もっとも子供がいてもアテには出来ない、若い世代が昔のような余裕が無くなってるし。
破産状態になったら栄養のあるものが食べられない。
1食100円、菓子パンや素麺…
安くお腹を満たせる物、それは糖質です。
生活習慣病になった人が栄養のある物が食べられない、悪循環ですね。
糖尿病なんかますます悪化してしまいます。
年を取っても元気であれば今後老人でも何かしら仕事が出来るようになって来ると思うので、健康を維持することが大事だと改めて感じました。
PPKになれなければ私も1人になったら多分老後破産でしょう。
元気な老人が病気の老人を介護する時代です。
自分は介護する側になりたい。
この問題、老後に不安を感じている人が多いのでしょう。
図書館に予約入れた時、十数人待ちですっかり忘れていた頃に順番が回って来ました。私の後も十数人の予約がありました。