リチウムイオンバッテリの発火について
先日ニュースで電車内でモバイルバッテリーでスマホを充電中に発火して怪我人が出たニュースが報道されていましたよね。リコール対象製品だったらしいけど、そんなの普通わからないですよね。
そのニュースの1ヶ月ぐらい前だったと思いますが、リチウムイオン電池の発火事故が増加していることから職場の安全担当者からのメール配信でも注意喚起がなされたところでした。
メールには社内制作した動画のリンクが張ってありリチウムイオン電池の構造等、基礎知識の解説や実際に起きた発火事例など家庭でもとても為になる内容でした。
その中で引用されていたのがこの動画です。マキタの純正バッテリーと互換バッテリーを分解して構造の違いを解説しています。商品の価格にはそれなりの理由があることがわかります。安い物は安全性と耐久性を犠牲にしているってことです。
職場では充電ルール6か条を提唱していて、一般家庭でも関係あると思われるのは
- 純正バッテリーを使用する(充電器も純正品を使用する)
- 無人での放置充電はしない
- 損傷・異音等のあるバッテリは充電禁止
- 工具から取り外してバッテリ単体で保管する
実際に起きた事例としては以下が挙げられていました。
- 純正品でない充電器を使用したのが原因で新品のヘッドライトが購入後最初の充電で発火した。
- 終業後純正品のバッテリーを装着した状態で保管してあった電動工具から突然出荷して周囲を焼損
前者はバッテリーは付属の物だったが別製品の充電器で過充電になったことが原因。
後者は消防での検証結果では、充電状態以外の何らかの原因によって電池セルが内部短絡に至り異常な発熱をし、出火したものと推定されました。
我が家はYANCOさんが仕事で電動工具を使うことからマキタのバッテリーを何個か持っているので、掃除機を買い替えた時に業務用のマキタのコードレスクリーナーにしたんですよね。
マキタ製品であればバッテリーは共通して使用できるので、本体だけを購入し、割引価格で1万7千円程度でした。同機種をバッテリー付きでまともな価格だと5万以上なんです。家庭用ではないのでヘッドの造りがイマイチですがコードレスクリーナーとしての吸引力は強く性能には満足しています。
話が逸れましたが
動画を見てからは
- バッテリーを外して保管すること
- 充電時は外出しない
- 充電が終わったら速やかに充電器から外すこと
これらを守るようにしています。
だけど家電製品のコードレスクリーナーは充電スタンドに立てて置く製品もあるので、その辺は大丈夫なんでしょうか…大手メーカー品の製品であれば過充電にならない構造になっていると思います。
しかし、最近ニュースになったこんな広告に騙されて粗悪な製品を買う人もいるでしょう。「大手家電メーカーと有名大学が開発した…」なんてね。
YouTubeで何度かそのような広告を見ましたが怪しいと思いました。詐欺広告をチェックしないで配信するYouTubeも悪いんだけど、こういう広告の製品で充電式は危ないと思った方が良さそうです。
そういえば少し前にリチウムイオン電池と比べ、発火リスクの少ないナトリウムイオン電池がエレコムから発売されていることを知りました。
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価格が高く大きくて重いらしいので普及はまだ先でしょうか…今のモバイルバッテリーが寿命になったら検討するかも?
バッテリーは信頼出来るメーカーの製品を選ぶようにするのが当面の対策でしょうね。
バッテリー発火事故、本当に怖いですね。カメラなら純正ということはすぐわかるのですが、モバイルバッテリー等はどうすればいいのでしょう。商品に安全表示でもつけてほしいですね。
職場のメールに書いてありましたが一度発火すると消火が困難だそうです。ほんと怖いですよね。
モバイルバッテリーは海外製品で信頼のあるメーカーもありますが、わからなければ国内大手メーカーの製品なら大丈夫だと思います。今は安全性を示すPSEマークも義務化されているそうなので購入時にチェックするようにして下さい。私もそんなことは知らなかったですが今までエレコムとかパナソニックのバッテリー、若しくはiPhoneだからアップルストアで取り扱ってるメーカーの物を使用していました。
またリンクを張ったYouTubeでも解説していますが衝撃を受けたりした物は使用しないことです。
モバイルバッテリーの発火、怖いですね!色んなところでお世話になりますが、見るからに妖しい製品もあります。特にハンディ扇風機など!火災を起こしてしまったら大変です。おっしゃるように、信頼できる商品を使用手順守って安全に使用したいものです。