あまくない砂糖の話
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私が見ても今さらという感じなんですが、楽しみにしてました。
オーストラリアのガモーさんという俳優がオーストラリア人の平均砂糖摂取量1日スプーン40杯分を60日間にわたり摂取して身体の変化を記録していくという話。
ガモーさんは脂肪50%タンパク質26%糖質24%の食生活で摂取カロリー2200kcal程度だったかな?週2回程度ジョギングや筋トレなどのエクササイズをしている私から見たら高脂肪低糖質で理想的な生活をしている方です。
実験のきっかけはもうすぐ生まれる子供のために真実とは何か確かめたかったということです。
実験前に医師や栄養士など専門家と経過観察するためのチームを組み、検査をします。糖尿病などいわゆる生活習慣病はなく正常です。
お菓子やジャンクフードではなく、一般的にヘルシーなイメージの低脂肪のヨーグルトやスムージー、シリアルなどの食品で実験したというのがこの映画のキモです。
だから砂糖と訳されているけど糖質と考えて良いと思います。
1週間ぐらいで身体にもメンタル面にも色々な変化が出てきます。
検査データで大きく取り上げていたのは脂肪肝かな、メンタル面の不調とか気持ちの浮き沈みが激しくなったりとか。
4年以上糖質制限している私からしたら当たり前のことなんですが、普通の人はこんなことが糖質で起きるなんて思いもよらないでしょうね。私だって以前は知らずにスムージー飲んで高血糖になっていたし(^_^;)
ガモーさんがアボリジニの町を尋ねる場面があるのですが、西洋文明が入る前のアボリジニの映像と今のアボリジニの外見が大きく違うこと。
これはプライス博士の「食生活と身体の退化」という本を思い出させました。高齢者を見ると糖質過剰の特徴と思われる皮膚のたるみ、目袋、覇気の無い表情、そんなことが感じられました。
糖質過剰摂取により病気になって若くして亡くなったアボリジニの墓を訪ねたりアメリカで貧困家庭が多い地域の少年の口の中の映像が衝撃的だったり(17歳で総入れ歯になるとか)
少年はそんな状態になってもマウンテンデューはやめられない、歯茎の痛みだってあるはずなのに…
これは麻薬と同じだと思いませんか?
離乳をした赤ん坊に哺乳瓶でマウンテンデューを飲ませるとか、その地域を診ている歯医者が言っていました。日本じゃちょっとあり得ないような気がしますが、果汁やスポーツドリンクならあるんじゃないでしょうか?
実際にはこれらもヘルシーなイメージですが糖質という点では同じ。虫歯になってしまいます。
知識の無い貧しい人達が企業の策略にハマってしまって健康を害するような面も取り上げていました。
前に書いたかもしれませんが人が依存になって何度も同じ物を買い続けるように食品メーカーが至福点というポイントを研究しているんですね。
自分達に都合が悪い研究は広まらないようにしたり、お抱え学者に都合の良い研究結果を発表させたり。
「人はなぜ太るのか」のゲイリー・トーベス、フード・トラップのマイケル・モスもインタビューで登場していました。
結局60日間の実験で摂取カロリーがほぼ同じにもかかわらずウエストが10センチ太くなり、脂肪肝になり、ジョギングする気力が起きないなど体調不良に陥りました。
そこから元の生活に戻るまでが辛かったそうです。糖質中毒の禁断症状ですね。ここでも麻薬と同じことが。
マイナーな映画のせいか1人でレディースデーでもないのに千円で見られました。来週木曜日までなのですが糖質制限していない方、特にこれから子供を産み育てる世代に見て欲しい映画だと思います。
ところでスガイの地下にライザップがあるんですよね。エレベーターの中にビフォーアフターの広告等身大ぐらいなのがあるんだけど混んでいたので写真撮れなかった。ガモーさんの実験前と実験後がダブりました。(笑)
映画の前に朝イチで病院に行ったら早く終わっちゃって時間があり天気が良いので大通公園で少し時間つぶし。花の写真です。これから良い季節になりますね。
昼はルトロワのビーフインパクトでステーキでした。美味しかった♪
明日はYANCOさんがノーザンホースパークマラソンに出るので私も同行します。去年は不安定な天気だったけど、今年は大丈夫そうです。