怪我をせずに降りていく

こういう時代のせいか今、降りていく生き方というのよく耳にします。
今朝のNHKのニュースでも五木寛之さんのエッセイ「下山の思想」が取り上げられていました。

そして出社してから会社の回覧で回ってきた道経連の会報の中に私の出身地にある、小型特殊ベアリング市場で世界トップクラスのシェアを誇る某企業の記事がありました。
その企業は私が子供の頃からあったのですが、その頃は優良企業というイメージでもなく炭鉱のグループ会社で高校生の就職先としても当時高校生だった自分のイメージですがあまり良いとは思っていませんでした。

その会社の会長の企業アピールを要約すると

  • 地方企業の最大の地域貢献は雇用の確保である
  • 地域に仕事が無ければ親は子を都会へ出さなければならない。
  • そういう意味では現在の日本の非正規雇用のあり方は疑問、弊社には契約社員は存在しない
  • 北海道で雇用を維持するためにはどうすればよいか、何が必要か常に考えている
  • 景気が悪くなった時にどう生き延びるかということを考えておくのはとても重要
  • 現在の日本や山の頂上にいある状態であり、これからどのように怪我をせずに降りていくかを考えなければならない。

この企業では以前は生産量の拡大を考えていた時期もあったそうですが、今は決められた売上高を超えないようにしているそうです。その理由としては売上高を増やそうとすれば大口顧客との取引を増やさねばならず、結果として景気変動の影響を受けやすくなり、大手企業の道具にされるということだそうです。

確かに自分も百貨店に勤めていた時は、毎日毎月売上高の前年比とか目標とか朝礼で話があり、常に前年より売上が増えていくってことなんてあるの?って二十歳そこそこの小娘でも感じていました。そして取引先に対しては殿様商売していて倉庫代わりにしていたような気もする。

夫は収入が毎年少しずつ下がっていくし、定年になればど~んと下がる、自分もこれ以上は増えないと思うと何か意識改革せねばならないですね(でも遠征には行きたいな)

この企業の地域貢献としては
高齢者のコミュニティを作りたいと考えており用地も確保済み
このコミュニティには美術館やパークゴルフ場も設置し、ゆくゆくは高度終末医療を提供出来るようにしたい。

何だか理想的な話ですね~。でも中小企業ってトップが変わると経営方針もがらっと変わる可能性もあるし、会長さんにはぜひ頑張って長生きし同じ理念を持つトップを育てて欲しいものです(もう育てているのかもしれないけど)

ちなみにこの企業、蒔ストーブやペレットストーブも作っていて、わりと安いんですよね。ウチがペレットストーブ置けるような家だったら購入検討するんだけどなぁ。

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怪我をせずに降りていく” に対して4件のコメントがあります。

  1. mitsuya より:

    下山の思想 読みました。
    巷には、「○○で儲かる」のような イケイケドンドンの書籍が多いなかで、示唆のある内容でした。
    私も、ついつい年金の記事が気になる年齢が近づいてきました。
    マラソンも、楽しく走ることが目的ではありますが、そろそろ無理をしないことの方が必要かと感じています。 いわゆる「下山の思想です」
    猫ひろしさんみたいに「イケイケドンドン」の方はそれとして、今度の泉州マラソンでゼッケンを付けて走るの区切りかなと思っています。
    でも、最後のマラソンは 家内と息子(今年大学卒業)と一緒にスタートラインに立てます。
    幸せなことです。

    1. NAOJI より:

      私もこの記事を書きながら、そういえばランニングにも当てはまるんだろうな~と思いました。
      私の夫もmituyaさんと同じ年齢だから、そんな感じみたいです。
      泉州でゼッケンつけるの区切りですか~?でも観光も兼ねて大会に出て楽しく走るという選択肢は無いですか?私は記録を目指すのをやめても大会には出続けると思うけどハーフマラソンぐらいを楽しく走るのが良いかなと思ってます。でも多分マスターズ陸上やってるから、そっちの方ではずっと記録を目指すんだろうなぁ(^_^;)

      泉州に家族3人で出場は良い思い出になりそうですね。走りやすいコンディションになると良いですね。

  2. GO より:

    個人の人生も企業の経営方針も攻める時期と守りの時期があるように思えますが
    今の時代はどちらかと言うと守りの時期なのかな・・・
    出来る事ならバブルの時のような強気の攻めを見せる
    元気な企業が出てきて欲しい願望もありますが
    まあ・・今の日本の状況だと難しいかも知れませんね。
    あっ、そう言う私は既に完全に守りの体制に入りました^_^;
    でも、趣味のランニングだけは出来るだけ強気の攻めが出来るように頑張りたいものです
    (*^_^*)

    1. NAOJI より:

      先に不安があるとやっぱり守りに入ってしまう人が増えると思います。
      これから攻めるには日本人にしか出来ないような技術で勝負するしかないのではないかと思います。
      記事に書いたベアリングの会社は、その中でも世界規格から外れたニッチ市場を攻めて大きくなったみたいです。
      攻めといえば全く付き合いはありませんが、親戚で高校の先輩でもあるアークスの社長も道内の小売業では攻めてる方かもしれませんね。でも色々買収したり手を広げて大丈夫なのかと素人からみたら心配になる感じもしますが。手を広げてダメになる会社や飲食店も多いですよね。

      ランニングは自分が納得出来るまでは攻めですね。mitsuyaさんのようにいずれどこかで区切りをつける日は来るのでしょうが。

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